- 大変な介護職・・・もう続けられないよ
- 転職したいけど、介護職しか経験がないから不安だな
- 介護のスキルを活かせる転職先ってあるのかな
こんな悩みはありませんか?
こんにちは、カピバラ小僧です。
元介護士で元福祉用具の営業です。
もちろん何回も転職したことあります。
失敗もしてます。
だから介護職から知らない業界に挑戦しようとしているあなたの不安や気持ちは本当によくわ かります。
でもだいじょうぶです。
失敗せずに異業種に転職することは可能です。
この記事では、「介護職から異業種へ転職するポイント」を詳しく解説します。私もこの方法で転職を成功させました。
この記事を読むことで、あなたは失敗せずに異業種への転職を果たせます。
不満だらけの介護の仕事から解放されますよ。ぜひ最後まで読んでいってください。
この記事でわかることは下記の通り。
介護職が異業種に転職できる7つの理由
理由は以下の7つ。
- 多様なスキルを身につけている
- 人間関係づくりがうまい
- ストレス管理ができる
- 人間理解力
- 協調性
- 忍耐力
- 体力がある
ひとつずつ説明しますね。
多様なスキルを身につけている
介護職は知らず知らずスキルアップしています。
なぜなら、普段の業務のなかでコミュニケーションやトラブル処理の場面が多いからです。心当たりがあると思います。
例えばこんな感じ。
- 無理難題を言ってくる利用者家族の対応
- 業者から必要物品が届かず、あるもので対応する
- 利用者さんの急変対応
介護職なら当たり前にやっていることですが、これってじゅうぶんアピールポイントになります。
人間関係づくりがうまい
介護職は人付き合いがうまいです。
関係機関とのかかわりが多くて、イヤでも仲良くしないといけないからです。
例えば、
- 利用者やそのご家族
- ケアマネジャー
- 医療スタッフ
- 取引業者
これらは対人スキルとして、転職後も有用です。
ストレス管理に慣れてる
介護職員はストレスに強いです。
理由は、介護現場はストレス要因が多い場所だから。
- 現場のことをかえりみない上司。
- 気難しい利用者さん
- 仕事内容の割に安い給料
こんなことに耐えて日々仕事を頑張っています。異業種の職場は天国に感じることでしょう。
人間理解力
介護職は人のニーズを把握することに慣れてます。
理由は、担当利用者のモニタリングや支援計画などの記録を書くからです。
対象者の課題やニーズがわからないと書けませんから。
自分でも気づいていないことがありますが、意外と洞察力や観察力がレベルアップしてます。
協調性
介護現場にはいろんな組織や職種がかかわります。
なぜならケアは多職種連携が基本。単独でコツコツやる仕事ではありません。
- ケース会議をケアマネさん、デイサービススタッフ、福祉用具会社の営業さんたちとおこなう
- 利用者さんの様子がおかしいから、施設長や看護師に相談する
協調性は「報告・連絡・相談」の根幹にある大切な素質です。しっかりアピールしましょう。
忍耐力
介護職は忍耐力があります。
毎日が我慢の連続だからです。
- 職員の大多数が腰痛と闘いながら介助してる
- 悲しくなるほどの人間関係のなかで仕事してる
- 実は同じ仕事の繰り返し
転職面接のアピールポイントとしては、言わない方が良さそうですが、自分のなかの強みとして認識しておくことは必要です。
もう我慢はやめましょう。
体力がある
体力には自信がある人が多いんじゃないでしょうか。
理由は、介助業務には体を使うものが多いからです。
入浴介助はその代表です。
暑いし、きついし私はいちばん苦手な業務でした。
それに介護職はゆっくり座ってる暇もないです。だいたい何かしら歩き回ってますよね。
体力面をアピールできるのはメリットでしょう。
介護職からの転職におすすめの職業
上記のように、介護職として働いてきた強みを考えれば選択肢は多いです。
具体的には次の通り。
- 営業職
- 人材紹介会社
- 製造業
- 接客業
- コールセンター
それぞれ見ていきましょう。
営業職
営業職には人のニーズを見極める能力が必要です。
なぜなら、その人の求めるものがわからないと適切な商材を提供をできませんから。
つまり、介護職として利用者の生活課題をひねり出してきた皆さんなら容易だということです。
なかでも私は福祉用具の営業をおすすめします。
理由は3つ。
- 同じ介護業界だから業務に必要な基礎知識や用語にも馴染みがある
- 他の営業職に比べたら、売り上げノルマの感覚が低い
- 介護経験があるから利用者を見れば提案する商品がイメージしやすい
元福祉用具の営業マンの私が言うので信用していいと思います。
人材紹介会社
特に介護業界に特化した紹介会社がおすすめです。
ここでは、介護で培ったコミュニケーション力や対人スキルが発揮されます。
なぜなら、人材派遣のコーディネーターとして、介護施設と求職者のマッチングには、双方のニーズをくみ取ることが求められるからです。
今は特養でさえ人材紹介会社から職員を補充する時代です。あなたは内部の職員としての視点も持ち合わせているので、顧客の要望にあった企業を紹介できるはずです。
人材紹介会社のコーディネーターは営業職としての側面もあるので、マッチングすればするほど給料もグングンあがります
つまり、あなたは稼げるということです。
製造業
製造業にはいろいろありますが、どこを選んでも問題はないでしょう。
なぜなら、介護の体力勝負に比べれば、ほとんどの作業は乗り越えられるから。
基本的には工場での仕事になるでしょう。物づくりやコツコツ作業が好きな人にはおすすめです。
上記の章で説明した下記の3つ、
- 忍耐力
- 協調性
- 体力
を総動員すれば、ストレスからの解放と収入アップが手に入ります。
接客業
介護経験者は接客に向いていること多いです。
なぜなら、介護は身体的な介助だけをするものではなからです。
例えば、
- レクリエーションを通して生活に楽しみを感じてもらう
- 傾聴によって不安をやわらげる
- 余暇に利用者さんの趣味や好きなことを取り入れる
日頃からこのような対応をしているあなたは、対面で相手を喜ばせる能力に長けています。
接客業に不可欠の素質です。接客業を目指す人はしっかりアピールしてくださいね。
コールセンター
もしあなたが体力面から介護職を断念しようとしてるならコールセンターがおすすめです。
その理由は、コールセンター業務の性質にあります。
具体的な仕事内容は以下のようなものです。
- 受注業務
- 顧客からのお問い合わせ対応
- 商品紹介などのアポイント業務
要するに、体力面の心配はなく、おまけに対面での仕事がないので気持ちも楽です。
加えて、介護経験者としての対人スキルが活きてきます。
傾聴スキル、トラブル処理の対応力を存分に発揮しましょう。
でも、クレーム対応とかしんどいんじゃ・・・
だいじょうぶです。実際に現場に出る前に事前研修があるので心配はありません。また、現場に出たあとも定期的な教育サポートを受けられます。
異業種に転職するときのポイント【失敗しないために】
スキルの適合性
やってみたいという気持ちだけで挑戦するの危険です。
それは業種・職種によって企業側があなたに求めている能力が違うからです。
要するに、介護経験しかない人が事務職を選択すると大変だし、プログラマーやシステムエンジニアを選択すると苦労するということ。
もちろん、ぜったいできないと完全否定されるものではないです。
挑戦するなら準備が必要です。
- 転職前に勉強しておく
- 職業訓練を受講する
- まず趣味として取り入れてみる
仕事に対するイメージを漠然とでもつかんで動きましょう。
市場調査する
まずは進もうとしている業界のことを知りましょう。
あなたの想像するような世界ではない可能性があるからです。
こんなはずじゃなかったのに・・・なんてことにならないように
介護の世界だってそうですよね?
高齢社会で将来性や需要がある業界のはずなのに給料は安いです。
介護業界の財源は税金と保険料で賄われています。そして、利用定員にも上限がありますから、毎月の介護報酬もおおよそ決まっています。保険外のサービスをがんばってやらない限り職員の給料も上がることはそうそうありません。
情報は力です。転職する前にできるだけのリサーチはしてみましょう。
優先順位をはっきりさせておく
自分が仕事に何を求めるかしっかりはっきり決めておきましょう。
なぜなら全てを満たす職場はないからです。
すべてを叶えたい気持ちはわかります。めちゃくちゃわかります。
でも、はじめに自分の優先順位を決めておくと、意外と割り切って働けるものです。
欲をかきすぎないように注意しましょう。
退職する前に内定をもらう
転職の際は在職中に次の内定をもらいましょう
収入が途切れる不安を解消できるから。
転職活動には時間がかかります。退職してから活動をはじめてしまうと、どんどん生活費を圧迫していくために、焦りから妥協してしまうことにもつながります。
でも、在職中は忙しくて準備する暇なんてないよ・・・
たしかにそんなこともありますよね。
でも大丈夫。一人で乗り越えようとするからです。周りを巻き込みましょう。
例えば、
- 転職エージェントのアドバイザー
- ハローワークのキャリアカウンセラー
- 家族や友達
ひとりでできることには限界があります。周りを頼りましょう。
転職エージェントを利用する
転職エージェントの利用は必須です。
理由は、転職に強いから
利用する主なメリットは、
- 条件に見合った求人をピックアップしてくれるから探す手間が省ける
- 紹介先の面接担当者とのつながりがあるから、人柄や対策をピンポイントで教えてくれる
- 非公開求人を扱っている
つまり、自分では探す時間がないような忙しい人にはおすすめのツールなんです。
友人や知人に相談・紹介してもらう
正直、これがいちばんです。
その場合はできるだけ信頼できる人にしましょう。
なぜなら、悩みや不安を分散・共有できるからです。
信頼できる人からの紹介なら安心できますよね。
本当にあなたのことを思って動いてくれるはずです。
まとめ
この記事でもっとも伝えたかったのは、やはり転職する際のポイントです。
もう一度書きます。
- スキルの適合性
- 市場調査(ホームページでざっくりとでも)
- 優先順位をはっきりさせておく
- 退職する前に内定をもらう
- 転職エージェントを利用する
- 友人や知人に相談・紹介してもらう
上記のポイントを参考にしてもらえれば、あなたも異業種への転職は可能です。
この記事が、あなたの介護職として培ったスキルを再認識するきっかけとなり、新しい職場でそのスキルを使いこなすためのお役に立てれば幸いです。
我慢せずに、力強く活躍されることを期待しています。
今日はここまで。
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